黒地縮緬名月に松薄文様小袖
明治時代

 この作品は明治天皇の皇后(昭憲皇太后)所用の掻取と伝わる。”糸雲取り”を使っての天地の景は典型的な公家小袖の形式であり、地の部分がほとんど隠れる程まで総刺繍された緻密な仕上がりからも頷ける。
 上方に中秋の名月、よく見ると下方の薄の中に井筒が配されている。在原業平の形見の衣と冠を身に着けた紀有常の娘が薄をかき分けて井戸をのぞき込み、自分の姿を水に映して夫業平の面影を偲ぶ、能の演目「井筒」が示唆されている。(価格:お問い合わせ下さい)

更新情報

2017年9月21日更新
●商品1点を追加しました!
「振袖」黒地松に花熨斗文友禅刺繍振袖(5ツ紋付)

2017年9月11日更新
●今昔美術館 ”時代裂・小袖” に6点の作品を追加しました!

2017年9月1日更新
●今月の Show Window を更新しました!


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